行政の支援物資募集について思う

行政が支援物資募集してるから、近くの小売店で買って持っていこうとしたら売り切れてた」的なのをちょいちょい見るんで、改めて。
結論: "小売店で買って送るぐらいなら、その代金を募金しませんか"
理由1. 一般的に、小売店は商圏需要を満たす分の在庫しか持って折らず、被災地支援に回すとそこに住む人たちが困ってしまう。
理由2. 小売店は、その名の通り商品を小分けにして売っている。小分けにした物を再度集約して配送するのであれば、最初から直接送付した方が効率的である。
理由3. 在庫が減ったら、その分仕入をする。被災地支援に廻った分も仕入を行なう。しかし、もし通常通りの在庫の減り方(仕入れ量)であれば、問屋やメーカーから直接被災地に送付することも可能である(そっちの現場の人間ではないので詳しくは分からないが、実際に行なわれている模様)。


個人所有の物を送るのは、日常備蓄の余剰分を送る。というのがベストで、後は物流のプロに(需要の多いところに多く供給するという)日常業務を淡々とこなしてもらった方が健全な気がします。
後は、行政とメーカー、流通で支援金をどう使っていくかの取り決めがあらかじめ出来ていたら、コストの懸念なく行動出来る。ってぐらいですかね。